【室戸市吉良川町】売れない不動産の買取や買い手探しはどこに相談?

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【室戸市吉良川町】売れない不動産の買取や買い手探しはどこに相談?

室戸市吉良川町にある実家を相続したものの、地元の不動産会社に「買い手がつかない」と言われ、話が止まっていないでしょうか。遠方に住んでいると、台風のたびの見回りや庭の手入れも重い負担ではないでしょうか。この記事では、株式会社大鵬ハウジングが、白壁の町並みで知られる吉良川町の不動産について、買い手がどこにいるのか、買取も含めて相談先をどう広げればよいのかを順に整理しました。

地元で売れなくても、買い手が見つかる可能性はあります

先に結論をお伝えします。地元の不動産会社で「売れない」と言われた吉良川町の建物でも、買主候補を市外・県外まで広げれば、売却や買取につながる可能性があります。

吉良川の町並みに価値を感じる人は地域の外にもいる

吉良川町には、土佐漆喰の白壁や水切り瓦、「いしぐろ」と呼ばれる石垣が連なる町並みが残っています。こうした建物は、築年数だけで見ると評価がつきにくいものです。一方で、古い町家での暮らしや、店舗・宿泊施設としての活用を考える人にとっては、ほかの地域では手に入らない素材になります。

地元で買い手が見つからないのは、建物に価値がないからとは限りません。探している人がいる場所と、売り出している場所がずれている場合もあります。

市の空き家バンクも買主候補へ情報を届ける手段になる

室戸市は移住促進室を設け、移住希望者の受け入れに取り組んでいる自治体です。市の空き家バンクのページでは、2021年4月の更新時点で、提供できる空き家が不足し、移住希望者からの相談に対応しきれない状況が案内されていました。こうした公的な仕組みも、市外の買主候補へ物件の情報を届ける方法の一つになります。

✓ポイント:地元で断られた時点で売却をあきらめるのではなく、市外・県外の買主まで視野に入れた相談先に一度状況を伝えてみると、選べる道が増えます。

地元で「売れない」と言われてしまう理由

断られた経験がある方も、ご自身の家に問題があったとは限りません。査定の仕組みや不動産会社の体制に理由があるケースもあります。

査定の仕組み側の理由

木造住宅は、築20〜25年程度で建物の価値をほぼゼロとみなす慣行が長く続いてきました。国土交通省も既存住宅の評価方法の見直しを進めていますが、実務ではまだこの考え方が残っています。吉良川町の町家のように築100年近い建物は、一般的な査定では建物価値ゼロ、あるいは解体費用分がマイナスと判断されやすいのです。

取り扱い体制側の理由

地域の不動産会社は、地元の買主を中心に営業していることがあります。保存地区のルールを買主へ説明する手間や、遠方の買主を案内する負担を考え、取り扱いを見送る場合もあるでしょう。

取引価格側の理由

仲介で売却する場合、売買価格が低い物件では仲介業務の採算が課題になることがあります。現在は800万円以下の低廉な空家等を対象に、一定の条件で仲介手数料の上限を引き上げる特例も設けられています。それでも、調査や案内に手間がかかる物件では、会社の営業体制によって取り扱いを見送るケースもあるのです。

買取の場合は、不動産会社自身が買主になります。土佐漆喰の塗り直しや瓦の補修には専門の職人が必要で、修理費用が読みにくいことから、買取の判断が慎重になる場合もあります。

吉良川町の保存地区で知っておきたい前提

吉良川町は、重伝建地区(歴史的な町並みを守るために指定された地区)に選ばれた地区です。売却を考える前に、地区の概要と規制の考え方を押さえておくと判断がしやすくなります。

選定の経緯と町並みの特徴

項目 内容
選定年月日 1997年(平成9年)10月31日
面積 約18.3ヘクタール
種別 在郷町
浜地区 旧土佐街道沿いに、土佐漆喰の塗屋造りや水切り瓦、煉瓦を用いた町家が並ぶ
丘地区 軒を低く抑えた平屋建てに、いしぐろを巡らせた民家が残る

同じ吉良川町の中でも、浜地区と丘地区では建物の性格が違う点も見逃せません。買主が思い描く暮らし方や使い方も、建物のタイプによって変わってきます。

伝統的建造物とそれ以外では扱いが変わる

地区内で建物の外観を変える場合は、現状変更許可(外観などを改修するときに必要になる自治体の許可)が必要です。ただし、規制の中心は原則として道路などから見える外観で、内部は現代の設備に改修できる余地があります。構造に関わる工事は確認が必要になる場合もあります。

また、地区内の建物がすべて同じ扱いになるわけではありません。伝統的建造物(地区を構成する建物として位置づけられた建物)と、それ以外の建物とでは、求められる基準や補助の対象が異なります。ご自身の建物がどちらに当たるのかは、売却前に市の窓口で確認しておくと安心です。

文化遺産オンライン 室戸市吉良川町|文化庁 https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/148058

買い手探しでよくある誤解と実際

吉良川町の不動産を手放すときに、行動を止めてしまいやすい思い込みを3つ取り上げます。

誤解 実際
地方の古い家は、誰も欲しがらない 地元ではなく、都市部の移住希望者や事業者が探している場合がある
役所に相談すれば売却の面倒を見てくれる 役所は保存の指導や補助金の案内が中心で、個別の売買仲介や買主探しはしない
売るには建物を壊して更地にする必要がある 更地にすると新築時のデザイン規制がかかり、かえって買い手が離れる場合がある

誤解1:地方の古い家は誰も欲しがらない

✖ 人口が減っている地域の古い家は売れない → ○ 地域の外に買主候補がいる場合がある

人口が減っている地域でも、古い町家での暮らしや、町並みを生かした店舗づくりを考える人は全国にいます。地元だけで買主を探すと、こうした層に情報が届きません。

誤解2:役所に相談すれば売却まで進めてくれる

✖ 市役所が買主を見つけてくれる → ○ 市の役割は保存の指導と情報提供が中心

市の窓口では、現状変更の手続きや補助制度について案内を受けることが可能です。一方で、価格の交渉や契約の手続きは、不動産会社と進める必要があります。

誤解3:更地にしないと売れない

✖ 古い建物を解体すれば買い手がつく → ○ 更地にすると新築時の規制がかかり、選ばれにくくなる場合がある

保存地区では、新しく建てる建物にも町並みに合わせたデザインが求められるためです。買主にとっては、更地より古家付きのほうが将来像を描きやすいことがあります。解体は元に戻せない選択です。保存地区内で建物を取り壊す場合は、事前に現状変更の許可が必要になります。特に伝統的建造物については、室戸市の案内では取り壊しできないとされています。解体を検討する前に、建物の位置づけを市の窓口で確認してください。

買い手を見つけるための進め方

実際に売却へ向けて動くときは、次の4つの順序で進めると話が止まりにくくなるはずです。

ステップ1:現状を把握する

まずは建物と権利の状態を整理します。遠方にお住まいなら、親族や管理を頼んでいる方に写真を撮ってもらう方法も考えられるでしょう。

  • 雨漏りや床の沈みがないか
  • 漆喰壁のひび割れ、水切り瓦の欠けがないか
  • いしぐろ(石垣)の崩れがないか
  • 家財道具がどの程度残っているか
  • 登記簿上の名義が誰になっているか

ステップ2:建物の位置づけと条件を確認する

建物が伝統的建造物に当たるのか、それ以外なのかを市の担当課で確認します。あわせて、過去に補助を受けて修理したことがあるかも調べておくと、買主への説明がしやすくなります。

ステップ3:解体の見積もりより先に査定を受ける

解体の見積もりを先に取ると、「壊すしかない」という前提で話が進みやすくなります。まずは建物を残したまま売れるかどうかを査定で確かめ、そのうえで解体を含めた選択肢を比べる流れがおすすめです。

ステップ4:買主を全国に向けて探す

市の空き家バンクへの登録に加えて、全国の古民家ファンや移住希望者、事業者に情報を届ける方法を検討します。買取であれば、買主を待たずに手放せる可能性もあります。

室戸市空き家バンク制度をご活用ください|室戸市 https://www.city.muroto.kochi.jp/pages/page0022.php

修理・改修の補助制度と公的窓口の役割

買主が安心して購入を決められるかどうかは、修理費の見通しにも左右されるものです。補助制度と窓口の役割を整理しておきます。

保存地区の修理・修景に対する補助

室戸市には、伝統的建造物群保存地区の保存対策費に対する補助の要綱が定められています。この要綱では、伝統的建造物の保存のために行う工事を修理、それ以外の建物を町並みに合わせて整える工事を修景(歴史的な町並みに合う外観へ整えること)と区別しているのが特徴です。申請には、設計図や工事費の積算書などを添える必要があります。

補助率や上限額、対象となる工事は建物の位置づけや年度によって異なります。すべての所有者や買主が同じ条件で使えるわけではないため、対象地区の窓口で確認してください。

空き家バンクや公的窓口の位置づけ

窓口 主な役割 担わないこと
市の伝建担当 現状変更の手続き、修理・修景補助の案内 売買の仲介、買主探し
空き家バンク・移住促進室 物件情報の掲載、移住希望者への情報提供 価格交渉、契約手続き
不動産会社 査定、買主探し、契約・引き渡しの手続き 補助金の交付決定

✓ポイント:補助制度の条件は買主の資金計画に直結します。売り出す前に、建物が補助の対象になり得るかを窓口で確認しておくと、買主への説明に説得力が生まれるでしょう。

室戸市伝統的建造物群保存地区保存対策費補助金交付要綱|室戸市 https://www.city.muroto.kochi.jp/reiki_int/reiki_honbun/o303RG00000275.html

保存地区の物件を求める買主の傾向や探し方は、重伝建物件の市場需要と買い手探しのコツで詳しく解説しました。

同様のケースで売却につながった事例

吉良川町での事例ではありませんが、他の地域で同様の悩みを抱えていた方のケースをご紹介します。

  • 岐阜県郡上市では、解体契約日の1週間前に査定を実施し、解体せず、マイナスにならずに売却できました
  • 他社の査定で建物価値なしとされ、マイナス80万円を提示されていた物件が、380万円で売却できました
  • 体調がすぐれず、残置物(家の中に残っている家具や荷物)が多くて片付けられず売却を諦めていた物件について、大鵬ハウジングが動いて売却につなげました

一度の査定結果だけで判断せず、別の会社へ相談することで異なる評価になる場合もあります。

よくあるご質問

高知県外に住んでいても、吉良川町の不動産を売却できますか

遠方にお住まいの方からのご相談にも対応が可能です。建物の状態確認や書類のやり取りは、郵送や電話、オンラインを組み合わせて進められる場合があります。ただし、物件の状況や取引の内容によっては、現地での立ち会いや手続きが必要になることも考えられるでしょう。まずは所在地と建物の状況をお伝えいただき、現地へ行く回数をどこまで減らせるかを一緒に確認するところから始めます。

相続登記が終わっていなくても買取の相談はできますか

相談自体は可能です。ただ、亡くなった方の名義のまま買主へ直接移すことはできないため、売却の前に相続登記が必要になります。相続登記は2024年4月から義務化され、相続を知った日から3年以内の申請が求められます。それ以前に相続が発生していた場合の期限は2027年3月31日です。正当な理由なく申請しないと10万円以下の過料の対象になるため、司法書士と連携して進めます。

保存地区の規制があると、買い手に敬遠されませんか

規制を負担に感じる方がいるのは事実です。一方で、町並みが守られていることに価値を感じ、その環境だからこそ購入を考える方もいるのです。規制の中心は原則として外観で、内部は現代の暮らしに合わせて改修できる余地があります。どこまで手を加えられるかを事前に整理しておくと、買主の不安を和らげることができます。

仏壇や家具が残ったままでも相談できますか

家財道具が残った状態でも、ご相談は問題ありません。遠方にお住まいで何度も片付けに通えない方や、どれを残すべきか迷っている方もいらっしゃるでしょう。古い箪笥や建具を、町家の雰囲気の一部として引き継ぎたいと考える買主もいます。仏壇など扱いに配慮が必要なものも含めて、処分するか残すかを状況に応じて一緒に検討する形です。

吉良川町ならではの地域事情

最後に、吉良川町の不動産を売却するうえで知っておきたい地域の事情をまとめます。

土佐備長炭と台風がつくった町並み

吉良川町は、土佐備長炭の積み出しなどで栄えた町です。かつて「台風銀座」と呼ばれるほど台風が多い土地柄で、風雨から漆喰壁を守る水切り瓦や、屋敷を囲ういしぐろが発達しました。台風への備えが町並みの個性そのものになっている点は、買主に伝えたい魅力の一つです。

その反面、潮風や強い風雨を受けやすく、手入れを怠ると外壁や屋根の傷みが進みやすい環境でもあるのです。雨漏りを放置して柱や梁まで傷むと、活用の幅が狭まるおそれがあります。

室戸市の空き家バンクと移住者向けの補助

室戸市では、空き家バンクへの登録を条件に、移住者向けの補助制度が設けられており、市の案内ページの記載は次のとおりです。

制度 主な条件 補助の内容
空き家改修費補助金 移住者は10年以上住む見込み、家主は10年間移住者向けに貸し出す 補助率10/10、最高240万円
空き家家財道具等処分費補助金 移住者は5年以上住む見込み、家主は5年間移住者向けに貸し出す 補助率1/2、最高10万円

改修工事は市内の事業者へ依頼することや、国や県などほかの補助が使える工事は原則として対象外になることも定められています。保存地区の補助との関係も含め、利用できるかどうかは物件ごとに移住促進室で確認が必要です。金額や条件は年度によって変わる可能性があります。

人口の推移と買主の広げ方

室戸市では人口減少が続いており、2025年には高知県の推計人口で1万人を下回りました。市内だけで買主を探すのは難しくなりつつあります。一方で室戸はユネスコ世界ジオパークにも認定されており、自然や歴史に惹かれて訪れる人もいる土地です。地域の外にいる買主候補へ情報を届けることが、吉良川町の不動産を次の持ち主へつなぐ手がかりになります。

室戸市空き家改修費補助金等をご活用ください|室戸市 https://www.city.muroto.kochi.jp/pages/page0021.php

まとめ

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室戸市吉良川町の不動産は、地元で断られても手放す道が閉ざされたわけではありません。要点は次の3つです。

  • 一般的な査定で価値がつかなくても、市外・県外の移住希望者や事業者が買主候補になる場合がある
  • 解体を決める前に、建物の位置づけを確認し、古家のままで売却できるかを査定で確かめる
  • 補助制度や空き家バンクの条件は物件ごとに異なるため、市の窓口で確認したうえで買主に伝える

大鵬ハウジングでは、吉良川町の町並みを理解する買主とのマッチングを目指し、買取や仲介など複数の選択肢から売却方法を検討できる体制を整えています。保存地区の不動産を求める買主の考え方は重伝建物件の市場需要と買い手探しのコツで、ご相談の窓口は重要伝統的建造物群の売却なら大鵬ハウジングへ|重伝建.comでご確認いただけます。

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