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【堺市】空き家を処分したいけど何から?売る・貸す・壊すの選び方|費用の目安も紹介
親から受け継いだ実家、使わなくなった一軒家。「そろそろ空き家を処分したい」と思いながらも、何から手をつけていいかわからず止まってしまう方は少なくありません。空き家の処分には「売る・貸す・壊す」という複数の道があり、正解はその家の状態やご事情によって変わります。この記事では、大阪府堺市で空き家の売却・買取を手がける株式会社大鵬ハウジングが、それぞれの方法の違いと費用の目安、自分に合った選び方をわかりやすく整理します。焦って一つの方法に飛びつく前に、まず全体像をつかんでいきましょう。
空き家を放置するとどうなる?処分を考えたいときのサイン
空き家は、住んでいなくても持っているだけで負担が続きます。「いつか使うかも」と手をつけずにいるうちに、コストとリスクの両方が積み上がっていく点が、空き家のやっかいなところです。まずは、放置によって何が起きるのかを押さえておきましょう。
毎年かかり続ける固定資産税と管理コスト
住んでいない家にも、固定資産税と都市計画税は毎年発生します。多くの住宅の敷地は「住宅用地の特例」で課税額が軽く抑えられているため、かえって負担に気づきにくく、何年も払い続けてしまうケースが目立ちます。
税金以外にも、次のような費用や手間が積み重なります。
- 火災保険料や、遠方の場合の定期的な見回り・交通費
- 庭木の剪定や草刈り、通気のための換気といった管理の手間
- 給湯器・雨どい・屋根など、使わなくても進む設備の劣化への対応
一つひとつは小さくても、5年、10年と続けば無視できない金額になります。使う予定のない家なら、負担が膨らむ前に方針を決めることが家計を守る判断につながります。
老朽化と「特定空家」に伴うリスク
人が住まない家は、換気や掃除が行き届かず、傷むスピードが早まります。雨漏りやシロアリ、庭の荒れが進むと、いざ売ろうとしたときの評価が下がるだけでなく、近隣とのトラブルにもつながりかねません。
さらに注意したいのが、空家等対策特別措置法にもとづく行政の措置です。倒壊の危険などがある家は「特定空家」に、その予備軍にあたる家は2023年12月の法改正で新設された「管理不全空家」に指定される場合があります。指定を受けて自治体からの勧告に至ると、土地にかかる住宅用地特例による軽減が受けられなくなります。小規模な住宅の敷地は、この特例で固定資産税の課税標準が6分の1に抑えられているため、軽減が外れると土地部分の税負担が大きく増える可能性があります。実際の税額は評価額や土地面積などで変わりますが、勧告を受けた家ほど負担が重くなりやすい点に注意が必要です。ただし、指定されて即座に起こるわけではなく、助言・指導から勧告へと段階を踏みます。指導の段階で対応すれば重い措置は避けられるため、過度に恐れる必要はありません。放置の時間が長いほど選択肢が狭まりやすい、という点を意識しておけば十分です。
空き家対策特設サイト(特定空家・管理不全空家と住宅用地特例)|国土交通省 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/akiya-taisaku/articles/2024020105.html
空き家の処分方法は大きく3つ|売る・貸す・壊す
空き家の処分と一口に言っても、大きく分けると「売る」「貸す」「壊す」の3つに整理できます。それぞれ向いている家や事情が違うため、まずは各方法の中身を知ることが選択の第一歩になります。
①売る(仲介・買取)
もっとも多く選ばれるのが「売る」という方法で、これはさらに仲介と買取に分かれます。仲介は、不動産会社に買い手を探してもらい、見つかった相手に売る形です。市場相場に近い価格を狙いやすい一方、買い手が現れるまで時間がかかることがあります。
買取は、不動産会社が直接その家を買い取る形です。買い手を待つ必要がないためスピードが早く、手続きの負担も軽くなります。大鵬ハウジングは全国対応で買い手のネットワークを持つため、地元だけでは買い手が見つかりにくい家でも引き取れる可能性があります。仲介の売り出し費用はかからず、成約したときに法定の仲介手数料が発生する仕組みで、査定自体は無料です。
②貸す・活用する
家の状態がよく、賃貸需要のある立地であれば、「貸す」という選択も検討できます。所有権を手放さずに家賃収入を得られる点が魅力ですが、リフォーム費用や入居後の管理・修繕の手間がかかり、借り手がつかなければ税負担だけが残ります。手放すか持ち続けて活かすかは、立地と自分がどこまで手間をかけられるかで判断が分かれます。
③壊す(解体)
老朽化が進んで活用が難しい家は、「壊す」=解体して更地にする方法もあります。更地にすれば買い手の幅が広がる場合がある一方、解体には費用がかかります。木造住宅の解体費は、建物の大きさや構造、前面道路の幅、残置物の量、アスベスト調査の有無などによって大きく変わります。堺市では、スマートフォンから解体費用や土地売却額の概算を確認できる「堺市版 すまいの終活navi」も用意されているため、壊す前に概算を調べ、そのまま売る場合と比べて判断することが役立ちます。加えて、更地にすると住宅用地の特例が外れ、解体の時期によっては翌年度以降の固定資産税負担が増える可能性があります。壊すと決める前に、そのまま売る道と費用を比べることが大切です。
売る・貸す・壊すを手間と費用で比較する
3つの方法は、かかる時間・手間・費用がそれぞれ異なります。ここでは全体像を一覧で見比べたうえで、どんな人にどの方法が向くのかを整理します。
スピード・手間・費用で見る違い
| 方法 | 手放すまでの期間 | 手間 | 主にかかる費用 |
|---|---|---|---|
| 売る(仲介) | 買い手次第で数か月以上 | 内覧対応などやや多い | 成約時の仲介手数料 |
| 売る(買取) | 最短で数日〜数週間 | 少ない | 原則、手数料負担は軽い |
| 貸す | 借り手が決まるまで不定 | 継続的な管理が必要 | リフォーム・管理費 |
| 壊す(解体) | 数週間〜 | 業者選定などやや多い | 解体費・以後の税負担増 |
仲介手数料には法律で上限があり、売買価格が800万円以下の物件では、事前の説明と合意を前提に最大33万円(税込)までとされています。安価な空き家でも取り扱ってもらいやすくするため、2024年7月に見直された基準です。価格が確実に上がると約束できるものではありませんが、費用の見通しを立てておくと手取りのイメージがつかみやすくなります。
こんな人にはこの方法が向いている
大まかな向き不向きは、次のように整理できます。
- できるだけ高く売りたく、時間に余裕がある → 仲介
- 早く確実に手放したい、手続きの負担を減らしたい → 買取
- 立地がよく、資産として持ち続けたい → 貸す・活用
- 建物が使えず更地の方が売りやすい → 解体して売却
どれか一つが絶対に正しいということはなく、家の状態とご自身の優先順位の組み合わせで最適解は変わります。
自分に合う処分方法の選び方
方法の違いがわかっても、いざ自分の家に当てはめると迷うものです。ここでは判断の軸を具体的にして、選び方の考え方を示します。
築年数・立地・残置物・相続の状況で判断する
処分方法を選ぶときは、次の4つの状況を確認すると整理しやすくなります。
- 築年数と建物の状態:新しく状態がよければ仲介や賃貸、老朽化が進んでいれば買取や解体が候補
- 立地と需要:駅や生活施設に近ければ売却・賃貸の選択肢が広がる
- 残置物の有無:家財が残っていても、買取なら現状のまま進められる場合がある
- 相続や名義の状況:名義が親のままなど、権利関係の整理が必要かどうか
これらは互いに絡み合うため、一つずつではなく全体を見て判断することが失敗を避けるコツになります。迷う部分は、司法書士や税理士などの提携専門家と連携する会社に、権利関係を含めてまとめて相談する方法もあります。
迷ったときの考え方
「どの方法が得か」を単独で考えると答えが出にくいものです。そんなときは、「何を一番優先したいか」から逆算すると決めやすくなります。手間を減らしたいのか、少しでも高い金額を狙いたいのか、早く負担から解放されたいのか。優先順位がはっきりすれば、選ぶべき方向は絞られます。正解は状況で変わるからこそ、自分の軸を先に決めることが遠回りを防ぎます。
処分でつまずきやすいポイントと対処法
いざ動き出しても、途中で止まってしまうケースには共通のパターンがあります。あらかじめ知っておけば、必要以上に構える必要はなくなります。
残置物や相続登記で止まっているケース
「家具や荷物が残っているから、片付けないと売れない」と思い込み、片付けの負担の前で足踏みしてしまう方は多くいます。実際には、買取であれば残置物が残った現状のままでも話を進められる場合があり、片付けそのものを任せられることもあります。
名義が親のままになっている場合は、注意が必要です。2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内の登記申請が求められるようになりました。施行前に相続した未登記の不動産も対象で、2027年3月末までが期限です。正当な理由なく怠ると10万円以下の過料の対象になりうるとされています。期限に間に合わない場合の簡易な手段として相続人申告登記も設けられていますが、これは暫定的な対応で、売却に必要な名義の移転までは完了しません。登記が済んでいなくても、相談や準備の段階から動き出すことはできます。
相続登記の申請義務化について|法務省 https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00599.html
「どうせ売れない」と思い込んでいるケース
もう一つ多いのが、「この家は古いから」「立地が悪いから」と、相談する前に売れないと決めつけてしまうパターンです。他社で断られたりマイナス査定と言われたりした家でも、買い手を探す範囲が変われば評価が変わることがあります。大鵬ハウジングでも、他社で厳しい評価だった物件をプラス査定で買い取ってきた実績があり、金額を確約はできないものの、一社の判断だけで諦める必要はないと考えています。まずは今の状態でいくらになりそうかを知ることが、次の一手を決める材料になります。
堺市の空き家事情と処分の考え方
堺市は7つの区からなる政令指定都市です。駅周辺や利便性の高い地域では住宅の需要が見込まれる一方、空き家の増加も市の課題とされ、堺市は「堺市空家等対策計画」を定めて利活用や予防などの対策を進めています。市内には、長期にわたり人が住んでいない、いわゆる「その他の住宅」にあたる空き家も一定数あり、都市であっても空き家と無縁ではありません。
象徴的なのが、南区を中心に広がる泉北ニュータウンです。1967年のまちびらきから半世紀以上が経ち、当時入居した世代の高齢化が進んでいます。「◯◯台」と名づけられた計画的な住宅地では、子ども世代が独立して別の場所に暮らし、親が施設に移ったり亡くなったりしたあと、実家が空き家として残るケースが増えています。
つまり堺市の空き家は、「田舎で買い手がいない家」というより、相続や実家じまいをきっかけに、都市部で持て余される家という性格が強いといえます。駅に近く需要のある物件から、旧分譲地で買い手が見つかりにくい物件まで幅があるため、まずは自分の家がどの位置にあるのかを見極めることが、処分方法を選ぶうえでの出発点になります。
堺市空家等対策計画|堺市 https://www.city.sakai.lg.jp/kurashi/jutaku/jutaku/singikai/70063620230906102241129.html
堺市で空き家の処分を進めるには
実際に処分へ動くとき、相談から手放しまでの流れを知っておくと、心の準備がしやすくなります。大鵬ハウジングの場合、おおむね次のように進みます。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| ①相談 | 家の状況やご事情、希望を整理して伝える |
| ②調査・査定 | 役所調査などをふまえて価格を算出(査定は無料) |
| ③方針の決定 | 売却・買取・その他から、状況に合う方法を選ぶ |
| ④契約・決済 | 契約を結び、代金の受け取りまで進める |
大鵬ハウジングでは、訪問調査から契約・決済まで同じ担当者が一貫して対応するため、途中で話が食い違いにくく、高齢の方にもわかりやすい説明を心がけています。担当者には一定の決裁権があり、書類や名義の準備が整っていれば、買取の場合は短期間での現金化にも対応できます。買取では、契約書で売主の契約不適合責任を免責する形を基本としていますが、売主が知っている重大な不具合をあえて伝えない場合などは例外になり得るため、分かっていることは正直に共有しておくと安心です。買取時の登記費用は自社で負担します。年間約2,400件の相談、300〜400件の成約に携わってきた経験から、無理に一つの方法を勧めるのではなく、両面を示したうえでその家に合う道を一緒に考えます。
堺市の空き家買取・対応エリア
堺区・中区・東区・西区・南区・北区・美原区の全域で対応しています。主な地域・駅周辺の一例として、次のようなエリアが挙げられます。
大浜、宿院、深井、北野田、白鷺、日置荘、鳳、浜寺、津久野、上野芝、泉ヶ丘、栂・美木多、光明池、若松台、桃山台、中百舌鳥、新金岡、北花田、三国ヶ丘、美原周辺
※上記に記載のない地域でも、堺市内であればすべて対応可能です。お気軽にご相談ください。
まとめ

空き家の処分には「売る・貸す・壊す」という道があり、どれが正解かは家の状態・立地・相続の状況、そして何を優先したいかによって変わります。放置している間にも固定資産税や管理の負担は続き、老朽化が進めば選べる方法も狭まります。だからこそ、焦って一つの方法に飛びつくのではなく、全体像を把握したうえで自分の軸を決めることが大切です。
堺市のように都市部でも、相続や実家じまいをきっかけに空き家を手放したいという相談は増えています。残置物が残っていても、名義が親のままでも、まずは今の状態でどんな選択肢があるのかを知るところから始められます。株式会社大鵬ハウジングは、査定から手続きまで一貫して寄り添い、堺市で空き家の処分に悩む方が納得して次の一歩を選べるよう力を尽くします。一人で抱え込まず、家の状態を整理する段階から相談してみてください。


