オフィシャルブログ大鵬ハウジング 社長
久保 友宏
【三田市】残置物が理由で止まった空き家、まだ売れます|処分費0円のケースも

「家具も衣類も仏壇も残ったまま。まず片付けないと売れないはず」——そう考えて、空き家の売却を止めている方もいるのではないでしょうか。たとえば、大阪市内に住む50代の方が、母親を亡くして2年、三田市フラワータウンにある戸建ての実家をそのままにしているとします。帰省のたびに片付けを始めても1部屋も終わらず、気づけば売却の話も止まっている——そんな状況です。けれども空き家に残置物があっても、片付け前のまま売却や買取を進めることはできます。この記事では、三田市で残置物のある空き家を手放す方法と流れ、自分で片付ける場合の注意点、処分費が0円になるケースまでを、株式会社大鵬ハウジングが整理しました。
残置物が理由で空き家の売却が止まっていませんか
「片付けないと売れない」は思い込みのことが多い
当社に寄せられるご相談でも、最初に多い悩みが「荷物が片付いていないから売れないと思っていた」というものです。家の中に物が残っていると、内覧も査定も頼みにくく感じるのは自然なことです。
ただ、実際には売却の前に家を空っぽにしておく決まりはありません。家財をどこまで、誰の負担で処分するかは、売主と買主の取り決めで決まります。とくに不動産会社が買主になる「買取」では、残置物を残したまま引き渡せる場合があります。当社でも、残置物が残った状態での買取に対応しています。
片付けで手が止まりやすい3つの理由
片付けが進まない背景には、次のような事情が重なっていることがあります。
- 量が多すぎる:数十年分の家具・食器・衣類があり、どこから手をつければいいか分からない
- 気持ちの整理がつかない:アルバムや仏壇など、捨ててよいか判断できない物がある
- 時間と距離の問題:仕事をしながら週末に通うだけでは、作業が少しずつしか進まない
片付けが止まっている間も、固定資産税や庭木の手入れ、換気などの管理の手間はかかり続けます。止まった原因が荷物だけなら、片付けを先に終わらせる以外の進め方を知っておくだけで、状況は動かしやすくなります。
残置物があっても空き家を手放せる理由
買取なら家財が残ったままで進められる
買取は、不動産会社が直接家を買い取る方法です。一般の買主を探す仲介とは違い、買主側が家の状態を見たうえで価格を決めるため、家具や家電が残った「現状のまま」で引き渡せる場合があります。
当社の買取では、内覧のために家を整える必要もなく、査定の段階から荷物があるままでご相談いただけます。
一方、仲介で一般の買主を探す場合も、残置物があるだけで売り出せないわけではありません。ただし、引き渡しまでに誰が処分するのか、どの家財を残すのかを契約前に決めておく必要があります。当社の仲介では、売り出し自体に費用はかからず、成約した場合に仲介手数料が発生します。なお、物件の状況によっては登記や測量など別途費用が必要になる場合があります。早さと手間の少なさを優先するなら買取、時間をかけて買主を探したいなら仲介と、状況に合わせて選べます。
残置物の処分まで任せられる
当社は、弁護士・司法書士・行政書士・土地家屋調査士・税理士・FP2級・残置物処分業者と提携しています。当社が窓口となり、登記申請や法律相談などの専門業務はそれぞれの資格者が担当します。
残置物についても、提携業者と連携して搬出・処分の手配を進めます。売主様が業者を探して見積もりを比べたり、作業に何度も立ち会ったりする負担を減らせます。
処分費0円になるケースとは
当社の直接買取では、残置物の処分を当社側で手配し、処分費を売主様に別途ご負担いただかないケースもあります。荷物が片付いていなくても、買取価格は変わりません。
あわせて知っておきたい点は次のとおりです。
- 当社の買取では、相続登記や所有権移転登記などの登記費用を当社が負担します(印紙税や譲渡所得にかかる税金など、売主様側に費用が生じる項目はあります)
- 当社の買取では、売主様の契約不適合責任は原則として免責としています(契約書に明記)
- ただし、雨漏りやシロアリ被害など、すでにご存じの不具合がある場合は、事前にお伝えください
- 売却後のトラブルは0件です
片付けを先に済ませなくても、手放す話は進められます。「片付け」と「売却」を別々の作業として抱え込まず、ひとまとめに相談できる道があることを覚えておいてください。
残置物がある空き家を手放すまでの流れ
残置物がある場合でも、手順そのものは通常の売却と大きく変わりません。
- 相談:電話などで家の場所と、荷物が残っている状況をお伝えいただきます
- 訪問調査・査定:担当者が現地を確認し、周辺相場や生活環境も調べたうえで査定書をお出しします
- 持ち出す物の確認:手元に残したい物、仏壇などの扱いを売主様と決めます
- 契約:価格と、残置物の処分を含めた条件を確認して契約します
- 決済・引き渡し:残置物の処分は当社側で手配し、家財が残ったままでの引き渡しも可能です
査定は無料で、交通費や出張費を請求することもありません。全スタッフが工務店または大手不動産会社での実務経験10年以上。訪問調査から契約・決済まで同じ担当者が一貫して対応します。
急いで現金化したい事情がある場合にも対応しています。当社の買取では、各スタッフに1億円以内の決裁権があり、条件が整えば平日当日中の対応も可能です。ただし金額も日程も物件の状況によるため、必ず当日買取になるとお約束するものではありません。
大切なのは、片付けの段取りを先に考えるより、相談の段階で「何を残し、何を任せるか」を決めることです。それだけで流れ全体の見通しが立ちます。
自分で片付ける場合の注意点
片付け方法ごとの手間と費用の比べ方
ご自身で片付けてから売る方法も、もちろん選べます。主な方法を並べると、違いは次のとおりです。
| 方法 | 手間 | 費用の考え方 | 時間の見通し |
|---|---|---|---|
| 自分で片付ける(市の粗大ごみ・持ち込み) | 仕分け・搬出・立ち会いをすべて自分で行う | 品目ごとの手数料のほか、交通費や人手がかかる | 通える回数と予約状況しだいで長引くことも |
| 片付け業者に一括で頼む | 見積もりの比較と立ち会いが中心 | 家財の量や間取りで変わるため、見積もりで確認 | 業者の予定と作業量による |
| 買取で現状のまま引き渡す | 持ち出したい物を選ぶだけ | 当社の直接買取では処分費を別途請求しないケースもある | 処分と売却を同時に進められる |
費用の額は家ごとに大きく変わるため、金額だけで比べるより、自分がどれだけ動けるかで選ぶのが現実的です。
粗大ごみの戸別収集は予約待ちが出やすい
三田市の粗大ごみは、電話で申し込む戸別収集(有料)か、クリーンセンターへの持ち込み(予約制・有料)で出します。戸別収集を使う場合は、次の点に気をつけてください。
- 2026年10月時点で、申し込みが多く2週間程度待つ状況が続いていると案内されています
- 収集の際は立ち会いが必要で、収集車が入れる場所まで自分で運び出しておく必要があります
- 3〜4月、5月の大型連休、7〜8月、12月は予約が特に混み合います
遠方から通う方にとって、立ち会いと搬出は大きな負担です。何往復もかかりそうだと感じたら、自分で片付ける方法と任せる方法を一度並べて比べてみる価値があります。
粗大ごみの出し方|三田市 https://www.city.sanda.lg.jp/soshiki/43/gyomu/gomi/katei_gomi/bunbetsu/272.html
片付けで悩む前に知っておきたいこと
荷物の有無で買取価格は変わらない
ご相談後に「聞けてよかった」と言われることが多いのが、残置物があっても売れるという点です。当社では、荷物が片付いているかどうかで買取価格を変えない方針をとっています。
「片付けたほうが値段が上がるのでは」と、費用をかけて空っぽにしてから相談しようと考える方もいるかもしれません。けれども買取の場合、その費用が価格に上乗せされるとは限りません。片付け費用をかける前に一度査定を受けておくと、無駄な出費を避けやすくなります。
先に持ち出す物だけ決めておけば十分
すべてを仕分ける必要はありません。相談前に決めておきたいのは、次の3つ程度です。
- 通帳・権利証・印鑑などの大切な書類や貴重品
- アルバムや形見など、家族で残したい思い出の品
- 仏壇・位牌・神棚など、扱いを家族で相談したい物
遠方にお住まいで交通手段がない方には、お迎え対応もしています。現地で一緒に家を見ながら、持ち出す物を確認することもできます。家族で判断に迷う物だけを先に決め、それ以外は任せると割り切ることが、止まった話を前に進めるきっかけになります。
三田市で残置物のある空き家を手放すには
ニュータウンの実家ほど家財が残りやすい
三田市は、北摂三田ニュータウンのフラワータウン・ウッディタウン・カルチャータウンなど、計画的に開発された住宅地が広がるまちです。兵庫県は、フラワータウンを神戸・大阪への通勤圏にある成熟した住宅地として紹介しています。
三田市の人口は、2026年8月末現在で104,618人です。1981年に入居が始まったフラワータウンもまちびらきから40年が過ぎ、市も、人口減少や高齢化の進展をフラワータウンの課題として挙げています。親世代が年を重ね、子世代は大阪や神戸で世帯を持っているという家族もあります。
冒頭で挙げたケースも、親世代が三田市に実家を持ち、子世代が市外で暮らす例の一つです。ゆとりのある間取りの戸建ては収納も多く、子育て期から積み重なった家財がそのまま残っていることもあります。「通える距離だから、いつか片付ける」と思っているうちに、時間だけが過ぎてしまうのです。
また、ニュータウンは区画が整い隣家との距離も近いため、空き家の庭木の伸びや郵便物のたまり具合が周囲の目に留まりやすい住環境です。家財が残ったまま人の出入りが減ると、防犯面を気にするご近所もいます。片付けの完了を待たずに手放す道筋を決めておくことは、近隣との関係を保つうえでも意味があります。
三田市の家財の出し先と注意点
三田市は、空き家の残置物の処分について専用の案内ページを設けています。主な出し先は次のとおりです。
| 家財の種類・状況 | 市が案内する出し先 |
|---|---|
| 大型の家具など | 粗大ごみの戸別収集、またはクリーンセンターへの持ち込み(いずれも予約制・有料) |
| エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機など | 家電リサイクル対象品目のため、近くの電気店に相談 |
| 仏壇・位牌・神棚 | 法要を頼んでいる寺院や葬儀業者、神社に相談 |
| 遺品整理など一時的に大量に出る家財 | 三田環境整備事業協同組合(市の許可を受けた事業者の組合・有料) |
| まだ使える家具・家電 | 市が連携協定を結ぶリユースサービスで売却を検討 |
業者に片付けを頼む場合は、家庭ごみを運べるのは排出者本人か、市の許可を受けた事業者に限られる点に注意が必要です。市は、許可を受けていない業者に頼むと違法な廃棄につながる可能性があると注意を呼びかけています。
また市の案内では、残置物の処分条件を明確にしておけば、家具や家電を残したまま売却や賃貸の希望者を募集できることにも触れています。三田市でも、片付けを終えてからでなければ手放せないわけではないと分かります。
空家等の残置物の処分について|三田市 https://www.city.sanda.lg.jp/soshiki/34/gyomu/sumai/3/akiya/31168.html
三田市で残置物のある空き家を相談するには
三田市の物件でも、当社は役所での調査を含めて周辺の相場や生活環境を確かめ、根拠を示した査定書をお出ししています。ニュータウンの戸建てか、三田駅周辺の住宅地か、北部の農村地域かによって、売り方の向き不向きも変わります。
大阪1店舗から全国に対応しており、地元の不動産会社では出会えない買主とつながることがあります。他社でマイナス査定になった物件をプラス査定で買い取った実績もあります。年間約2,400件のご相談、300〜400件の成約に携わっています。
相談の際に用意しておくと話が早いのは、次のような情報です。
- 物件の所在地(固定資産税の納税通知書があれば十分)
- 家の中の様子が分かる写真数枚
- 持ち出したい物や、家族で扱いを決めたい物の有無
「まだ片付けていないので」と遠慮する必要はありません。荷物が残っている段階でも、そのまま査定を依頼できます。
三田市の空き家買取・対応エリア
三田町、屋敷町、天神、三輪、中央町、高次、相生町、横山町、南が丘、富士が丘、弥生が丘、狭間が丘、武庫が丘、けやき台、ゆりのき台、あかしあ台、すずかけ台、学園、友が丘、下深田
※上記に記載のない町名でも、三田市内であればすべて対応可能です。お気軽にご相談ください。
まとめ

残置物があることは、空き家を手放せない理由にはなりません。買取であれば家財が残ったままでも話を進められ、条件によっては処分費を売主様が別途負担しないケースもあります。
三田市で自分で片付ける場合は、粗大ごみの予約待ちや立ち会いの負担、許可を受けた業者を選ぶことなど、事前に確認しておきたい点がいくつもあります。冒頭の大阪市内に住む方のように、フラワータウンの実家の片付けで手が止まっているなら、まずは今の状態のまま相談してみるのも一つの方法です。
株式会社大鵬ハウジングでは、三田市の空き家についても、残置物の処分を含めた手放し方を一緒に整理しています。片付けを終わらせることより、手放す道筋を先に決めることが、止まった空き家を動かす近道になります。
この記事の監修者
株式会社大鵬ハウジング
代表取締役 久保 友宏
地方・田舎の空き家、相続不動産、訳あり不動産などの売却相談に対応。
年間約2,400件の相談実績を持ち、ファイナンシャルプランナーとして不動産売却後の資産整理についてもサポートしています。



